後書きかも言い訳かも…あひょえっ
 


 実際にゲーム上の流れではシードとクルガンが倒された後にジルとジョウイのシーンがあります。が、故意に順番を入れ替えています……だってあの二人が倒れてからジルを逃がすのって、タイミング的に遅すぎると思うのよね。まああれはジョウイの回想ってことで。
 こう言うのはおこがましいのですが、私はキャラクターを許すために書いているんだなぁ、と思います。例えば嫌いなキャラでも、なにか書いてみると好きになってきた、ということがよくあります。
 ジョウイがどうしてルルノイエ王城内に留まらず、約束の地へ行ったのか?
 このシーン、様々な解釈の仕方があると思います。
 ゲーム本編に描かれなかったシーンというのは受け取り手の想像の自由があると私は思っていますので、その部分を使って私にとって納得がいく形にしておきたいという衝動がこういう話を書かせています(そういう意味で外伝とか真書って私はオフィシャルだとは認められません……外伝好きな方ごめんなさい^^;別にその設定を使うなとは思ってませんよ)
 ジョウイもシードもクルガンも、お互いがお互いを許せるように、それを私が許せるように書いています。銀丸なんぞに許されたからといって彼らにとっちゃいらん世話以外の何ものでもないんだろうし、私の価値観と基準で書いていますので、こんなのおかしい、許せないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
 友人からは「皇王なんだから、責任とって最後まで残ってろ!」という意見もありました。もっともだと私も思います。だからこそこういう形で書いておきたくて。
 本当はこのシーンでジョウイが自分の意志でルルノイエを抜け出していたとしても。クルガンやシードがそれを(知っていたとしたら)許せない、と思ってもおかしくはない。でもね……なんつーか、結局私はジョウイに甘いんですわ(苦笑)クルガンにもシードにもね。
 納得のいかない行動を取っていたとしても、だからって嫌ってしまうのがイヤで…。
 どうしても許せないキャラというのも存在はするんです、実は。……これを書くといらないケンカを売りそうなので書かないでおきますけど。
 許せるようになったら彼らのこともいつか書けるようになるでしょうし。
 なんにせよ、ジョウイは頑張ったし良くやったと思いますよ。国民的感情はともかくとして、側にいた人たちには彼を許してあげて欲しいな(これはジョウイびいきの私の単なる希望ですけどね)グッドEDにしろバッドEDにしろ、天山の峠でのイベントはジョウイと主人公双方へのご褒美だと思っています。

 ……なんて偉そうなこと言ってますが、とにかくこの実力不足では…言いたいことがどこまで伝わっているのやら?
 うっうっうっ…(涙)



 
 

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